沖縄県立コザ高等学校 地域学習プロジェクト

Project report

沖縄市の過去と現在の地図を活用した地域学習プログラム、過去~現在~未来 時空を超えてツナガル、ICT教育プロジェクト

はじめに

大学生の頃、「将来教員になったらこんなことやってみたい」と考えていたものがありました。
生徒と一緒に「今まで知らなかった身近なものに出会う」「地域について調べる」「地域を知る」という授業であり、学びです。
日々私たちが住む場所にある「今まで知らなかったもの」、「漠然としか知らなかったもの」、「自分と関わりがないもの」、そこに自分たちが近づくことで新しい発見があります。

「発見する喜び」と「探求する楽しさ」
この二つを生徒と一緒に味わいたいと考えていました。そして今回、この思いを持ってプロジェクトに取り組みました。

限られた時間の中で、どのようなアプローチができるか。日々の授業はもちろんのこと、学校行事や部活動、そして受験勉強。毎日が忙しい高校生に、このようなフィールドワークを軸にした授業は不向きかもしれません。

しかし自分の足で情報を得ること、地域の人々と接することは、将来生徒にとってかけがえのない経験になると信じています。
生徒は自分の足で話を聞きに向かい、その場所を訪れ、探求しました。地域の方々を学校に招待し、話を聞く機会もありました。
その調査内容が一つの形になり、地図になりました。
このシステムが沖縄市の観光や地域学習に利用されることは願ってもないことです。

調査内容については足りないものもあるかもしれません。ぜひご指摘ください。
そこからまた新しい「探求」がはじまり、「発見」が生まれます。

沖縄県立コザ高等学校 社会科 教諭 奥間 建

  • プロジェクト主体・期間

    沖縄県立コザ高等学校 社会科 教諭 奥間 建
    2016年4月~12月

    ※月4、5回の授業にて進行

  • 参加生徒

    コザ高校 第72期生のクラス3-9/10及びクラス3-5生徒の52名

  • アドバイザー

    麻生 伸一(沖縄県立芸術大学 全学教育センター講師・琉球史 博士)
    石垣 忍(沖縄県立博物館・美術館 博物館班 主任学芸員)

  • 授業システム TSUNAGARU-MAP

    企画・開発 竹腰 稔(株式会社ユニバーサルデザイン総合研究所)
    システム開発 金津 史和(株式会社バリューリソース・デザイン)

授業の様子

最終発表会

  • 2016年12月20日(火)

    11:20~12:10 クラス【3-9/10】
    12:20~13:10 クラス【3-5】

  • 2016年12月21日(水)

    10:20~11:10 クラス【3-5】

場所:沖縄県立コザ高等学校 社会科視聴覚教室 (社会科棟3階)

チーム別 成果発表ラボサイト

クラス【3-5】

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